5,記念艦三笠〜in横須賀〜
神奈川県横須賀市三笠公園内にある、戦艦三笠を見学にいきました。
戦艦三笠は、日露戦争時に連合艦隊旗艦だった船です。
ロシアから派遣されたバルチック艦隊を滅多打ちにし・・・参加した将兵すらも
びっくりしたと言う完全勝利を達成た事で有名です。
詳しくは記念艦三笠保存会を見てください。
兵装:主砲=12インチ連装砲×2
副砲=6インチ単装砲×14
補助砲=3インチ単装砲×20
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まずは戦艦三笠の斜め後方からみた画像です、階段の上側にちらっと後部主砲塔が見えています。
2本の煙突の前後にマストが立っていて、その下が前部・後部艦橋で、階段の上の方が後部艦橋
になります。舷側に突き出ている砲が副砲と補助砲です。
主砲塔は回転できますので、前部主砲塔は前方・左方・右方を撃つ事ができます。
舷側に備え付けられている、副砲は・・・左舷の場合左方しか撃てません。
まあ、艦上に置くスペースが無かったので、主砲以外は横(舷側)に装備したのです。

10.前部艦橋・前部主砲塔〜その1〜
艦の最も前の方から撮ったものです。主砲塔と艦橋の大きさとか配置が分かります。
艦橋の構造ってけして、大きくないんですね〜。日露戦争当時は戦艦の総トン数は
1万3000〜5000tでそんなに大きな艦橋も作れなかったし、後世みたいに多くの機能
が必要ではなかったんですね〜。

11.前部艦橋・前部主砲塔〜その2〜
主砲塔の真ん前から撮りました。こうして見ると・・・戦艦の主砲って迫力がありますね。
主砲塔の上にちょこんと円筒形の物が見えますが、これは砲塔内の砲員の観測用の窓です。

12.前部艦橋・前部主砲塔〜その3〜
ついでに、前部マストもいれて撮ってみました。前部は入りきれてないですが・・・(笑)
見張り、砲弾の着弾観測用、通信用の旗掲揚・・・等のためです。
ちなみに、マスト上り禁止!という張り紙がありましたが・・・上ろうとする人がいたのか?(笑)

13.前部艦橋
前部艦橋を後方から撮ったものです、艦橋構造は3段になっていまして、
上から、艦橋TOP(正確な名前は何だろう?)・操舵室1・司令塔(操舵室2)と
なっています。

14.前部艦橋-司令塔
前部艦橋の司令塔です。14インチの装甲に守られていて、普通は艦長や司令長官は
この中に入り、この中で艦の操舵や指揮を執ります。実際にこの中には入れません
でしたが、ちょっと覗いてみると結構外は見にくいです。

15.前部艦橋-操舵室・艦橋TOP
下段が操舵室で、上が艦橋TOPです。
日本海海戦では、「坂の上の雲(司馬遼太郎著)」によると三笠艦長伊地知大佐は操舵室
で艦の操舵をしていました。ここでは艦橋TOPに立っていたままになっていますが。
艦橋TOPの左側に見えるのが羅針盤(方位測定)で、右側に見えるのが測距儀(距離測定)
です。こうして見ると、大人数が立つとちょっと窮屈になるかもしれません。日本海海戦では
東郷司令長官、加藤参謀長を含め、10人くらい立っていました。

16.前部艦橋-艦橋TOP(羅針盤)
艦橋TOPの前の方です。下に見える丸い円に左から、東郷司令長官、加藤参謀長、
伊地知艦長が立っていたそうです(艦長は海戦が始まると操舵室にいたらしいが)。
東郷司令長官は、ずっと立ち尽くしていて、海戦が終ると足跡が残っていたという逸話も
残っています(砲弾による波しぶきで、足の周りは濡れていたらしい)。

17.前部艦橋-艦橋TOP(測距儀)
敵艦までの距離を測る測距儀です。左右から出ている円筒形のようなものに、レンズが
付いていて、三角視差の要領で距離を測ります。それなりに誤差はあったみたいですけどね。

18.前部艦橋-艦橋から見た前部主砲塔
艦橋から、甲板と主砲塔を撮ってみました。甲板まで、10mくらいの高さがあるので
そこそこ高さを感じます。主砲塔・・・大きいですね〜

19.三笠の全体像(左舷前方)
艦を降りて、左舷前方から撮ったものです。夕方になって、明るさが落ち・・・ちょっと見難く
なってますが、艦上構造物の雰囲気とかが分かります。やあ〜美しいね〜と思ったのは
俺だけかな〜(笑)

1,戦艦三笠と東郷提督
三笠公園内の東郷大将(日露戦争当時、連合艦隊司令長官)の銅像と
記念館三笠です。
戦艦三笠の後部の方から撮った写真で、後部主砲塔、後部艦橋、2本の煙突
などが見えます。

2,後部主砲塔
手前に見えている砲が、40口径12インチ(30サンチ)の連装主砲塔です。
12インチの装甲で覆われていて、敵の12インチ弾の直撃を受けても、当たり所が
悪くなければ、びくともしませんでした。
砲の下の方に見えるのが三笠で使われた砲弾です。赤と黒は、何が違うのかな〜?(汗)
実際には・・・主砲塔も動きませんし、主砲塔の中には入れませんが、その威圧感は結構
ありますね〜。
主砲塔の後方に見えるのが、後部艦橋です(艦橋は全部と後部に2つあります)。

3.後部艦橋
艦橋は前部と後部に2つあって、後部艦橋は予備です。指揮は、普通前部艦橋で執ります。
後部艦橋は、下から司令塔、海図室、艦橋TOPとなっています。
司令塔は回りを14インチの装甲で囲まれていて、敵の砲弾の直撃にも耐えます。
海図室は、航海のために海図を見ながら仕事します。
艦橋TOPは羅針盤がって・・・つまり、予備の戦闘指揮所なわけです。

4.後部主砲塔
司令塔の後ろから見た、後部主砲塔と艦の後部です。

5.左舷砲塔群
艦の左舷側の副砲+補助砲群です。主砲以外の副砲、補助砲はほとんどが舷側に
備え付けられています。
大きい方が6インチで、ケースメイトという砲塔形式をとっています。主砲塔ほどでは
ありませんが9インチの装甲で防御されています。
窓から小さい方が出ているのが、3インチ補助砲で、窓から砲が突き出ているという
感じで、ちょっと防御に難ありという感じです。

6.補助砲(3インチ砲)
上甲板に備え付けてある、3インチ(8センチ)砲。ここに置かれている砲(ハリボテですけど)
は動かしたりすることができます。休憩用の椅子や机がなければ・・・本物っぽく見えますね〜(笑)

7.6インチ副砲と副砲ケースメート
上甲板から見た副砲ケースメートです。海に浮かんでいるとかっこいいんですけどね〜(笑)

8.副砲ケースメート内部
戦争当時は、外が見えるようにはなっていましたが、今はふさがれています。
外から見るとそうでもないですけど・・・結構大きいです、6インチ砲の操作部。
緑の斜線部は、黄海海戦(明治37年8月10日)の被弾個所です。

9.右舷副砲・補助砲塔群
後部主砲塔の近くから撮った、右舷の副砲・補助砲塔群です。
こうしてみると多いですね〜片側に17門あるわけですからね〜

前部主砲塔とか、前部艦橋とかは次の更新で・・・
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