19.オレンジジュース事件簿
大学4年になって、講座に入った時に先輩M、Sに聞いた話です。
うちの講座では、大学の施設外に実験施設を持っていまして、この話は
実験施設を建設するために、現地調査をしていた時の話です。
その施設の位置を正確に調べる必要があったため、GPS衛星からの
電波をとある測定装置を使って、計測していました。
その観測に行ったのは、講座の先輩M、Sと地学科のT教授(協力研究)の3人。
季節は12月・・・寒い冬空の夕暮れ・・・
3人で観測装置の設置、データ取得PC等の設置をして
観測施設を建設前のために、建物はなく・・・観測施設の監視や
もろもろの事情のために・・・先輩らは寒空の下、待機。
しかし・・・T教授は車の中の暖房で一人ぬくぬく・・・
しばらく時間が経過した後・・・さすがに寒くなってきた先輩MとSさん
一息つきたいな〜とも思って、T教授にこう言います。
「先生!寒いですね〜
(暖かい)何か飲み物を買ってきて下さい!」
()内の”暖かい”という言葉は気持ちで込め、その言葉をはっきり言わなかった
事を先輩らはその後に激しく後悔することになります。
10分後…車で買い物に出かけたT教授が帰ってきます。
T教授が帰ってきたものは・・・
冷えに冷えた、1.5リットル
ペットボトルのオレンジジュース!
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( ̄□ ̄;)( ̄□ ̄;)( ̄□ ̄;)
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何でやねん!こんなに寒い思いをして我慢してたのは、
冷えに冷えたオレンジジュースを飲むためだったのかよ〜
てっきり暖かい缶コーヒーを買ってきてくれると思っていたのに・・・
あなたを信じていたのに・・・toT教授
としばし呆然とする先輩MとSさん
そこへT教授の追い討ちの言葉が・・・
「ペットボトルの暖かいのって、
ないからさ〜!」
(;´Д`)(;´Д`)(;´Д`)
単にセコかっただけかよぉ〜!(血涙)
冬の寒空の中に飲む冷えたオレンジジュース
乙な気分だったね〜と述懐していました(笑)
別解がありまして・・・
先輩MとSさんが、寒空の下で寒さに我慢しつつ観測値を取っていた間・・・
T教授が何をしていたかというと・・・
暖房の効いた車の中で1人、ぬくぬくとしていたために・・・喉が渇いていたらしい
そのためにT教授は、多めに飲める冷たい飲み物が欲しかったらしい(笑)
寒空の下で学生が頑張ってるんだからさ!ちょっとは可哀想に思えよ!
ある意味、O教授とタメはってます(笑)
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