58.桜島からの贈り物?(黒い雨?)

■日没1時間前の異変


12月くらい、鹿児島市で学生をやっていた頃の事です。

日本の夏至・冬至の日の出・日の入り

冬至だと、鹿児島市の日の入りは17時20分過ぎになります。



時間は、16時半ちょっと前くらいです。
その日は曇っていて、ちょっと薄暗くはなっていました。
「まあ、そろそろ日が暮れるか〜」と思って、作業をしていました。


10分弱くらい経って、外をふと見てみると…

外が真っ暗になっていました。



「ん?日没まではもうちょっと時間はあるはずだけど、
何で暗くなってるんだ?」


と思って、外をよーく見てみると・・・



火山灰が、すごい勢いで
降っていました( ̄▽ ̄;)


どか雪ならぬ、どか灰・・・といった感じで・・・(汗)

しかも結構積もってるし・・・





鹿児島市の東側には桜島(活火山)があって、毎日もくもくと火山灰をあげて
いるわけですが、この火山灰が風にのって・・・鹿児島市に降ったり、降らな
かったりします。

鹿児島県内の地図から、桜島は錦江湾の真中、桜島町にあり…
鹿児島市は桜島から見てその左(西側)にあります。

冬は西風(大陸から日本(太平洋)のへの風)の影響で、鹿児島市から桜島の方
へ風が吹くために火山灰は、鹿児島市には殆ど降らないのですが、
逆に夏は、太平洋から大陸の方に風が吹くので、鹿児島市側に火山灰が降ります。





要は、冬は鹿児島市に火山灰が降る事はほとんどなく・・・
しかも殆ど真っ暗になるくらい火山灰は降る事は殆どないのです。




鹿児島市に来て4年目くらいでしたが、こんなに灰が降ったのは初めてだよ!
というくらいのものでした。





■日没直後の追い打ち?


日没くらいの時間になって、雨まで降ってきました。


真っ黒な火山灰を混じった雨・・・

”黒い雨?”・・・みたいな感じになってきました(汗)



雨まじりの火山灰は、かなり厄介です。
服につくと、こびり付いたような感じになって・・・濡れているのではたく事も
できません。






■黒い雨の中の出撃(日没後1時間くらい)

どか灰は収まって、降灰も少なくなっていたようでしたが、灰混じりの雨は
相変わらずでした。

その日は、外出の予定があって…原付で出かける予定だったのですが
この天候ではな〜と悩んでいましたが、「まあ、何とかなるだろう〜?」と
思って、原付で出かけました(学生時代の主な交通手段は、原付でした)。


道路は・・・積もった降灰に雨でぐちゃぐちゃになって・・・

白線や黄線が全く見えません(;´Д`)



そのためか、車もけっこうゆっくり運転してました(笑)

何とか目的地付近について、目的地は道路の右側にあります。
そこで、原付で道路中央に寄ろうとすると・・・すると・・・


白線や黄線が全く見えないために・・・

中央が分かりません( ゚Д゚)y−



中央はどこだよ〜!?(アセアセ
その道は、わりと交通量の多い道路で・・・下手に中央線越して反対車線
を走っていたら・・・と思うと「怖ぇ〜よ!」と半泣きになりながら、目的地に到着(涙)


もう着いたときは、ネロな気分・・・
「パトラッシュ・・・僕は疲れたよ・・・(パタッ)」みたいな・・・(笑)

まあ、ちょっとだけ命の危険を感じましたね・・・(汗)





■感想みたいな・・・
本当に、火山灰は厄介なもんです。
洗濯物乾せないし、降灰が激しい時は窓開けて寝るとすごい事になるし・・・(笑)
外を歩くと、目の中に入って痛いし・・・


究極は、火山灰+雨というコンボ?ですね・・・いろんなものにこびり付くので、
交通を中心に影響が出ます(笑)
この日は、5年に1度くらいの大灰で、さらに雨まで降ってすごい事になったという
事ですね〜

この日は日没くらいからの雨だったので黒い雨は見れませんでしたが、明るいうち
降灰+雨という状況になると、ほんと黒い雨みたく見えてきます。
(実際の黒い雨は見たことはないでけど(汗))








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